不登校とは

 不登校というのは、多くの定義があり、行政文書による「不登校」と一般の専門家がいう「不登校」、そして私達のような普通の人が一般的に考えている「不登校」とは、少しずつ認識の違いがあるように思います。

 不登校の人の中には、非行に走っているために不登校になっているケースもありますが、一方で、いじめや教師との人間関係が原因となっているケースもあります。

 不登校の人といえども、前者のケースと後者のケースとでは要因が全く異なるものですから、不登校の中にも、後者のケースのように、不登校者本人は真面目な性格の人がいて、学校に行きたくても行けないという深刻な状況にある場合があります。様々な種類の不登校を混同あるいは同一視した場合、不登校の対策としては非常にまずい結果になる場合もあるので、子どもがおかれている状況を良く見ておく事が大切です。

いじめによる不登校

 いじめによる不登校の場合、いじめが原因で、体調や心理状態などが不安定なために学校に行けない人がいて、統計上では体調や成績不振などの本人の問題とすりかえられている事もあります。しかし、それらの問題の背景には、いじめの存在がある場合も多く見られます。

 そのため、統計の上では「いじめ」とされていない不登校の場合でも、実際にはいじめが原因になっているケースもあります。

 いじめなどが原因で不登校になっている場合、いじめられている人の学習の機会を保障しようとしない(いじめに十分な対応をしようとしない)学校や教育委員会に責任があります。(安全配慮義務

 まずは、いじめられている人に対して、周囲の大人が、いじめられているからといって自分を責めなくてもいいよ、あなたは悪くないんだよ」と声を掛けてあげる事が本当に重要だと感じます。

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