教科書や問題集を使った勉強を

 まず、一般的に教科書で学ぶ知識は高校受験や高校に進学した後の学業、そして将来の一般常識として知っておくべき最低限の知識として、汎用的に役立つ知識である事は間違いありません。そして、不登校の人の場合、教科書で勉強するためには、市販されている教科書準拠の解説本を利用する事をおすすめします。それは、学校の授業が教科書で行われているためで、不登校の場合でも、授業と同じように教科書をベースとした学習が望ましいと考えられるからです。

 しかし、不登校の人の場合、学校の教師の指導を受けることもなく、基本的に一人で勉強をする事になるので、学業面においては周囲からのサポートが不足している事は否めません。入院による長期欠席の場合、院内学級(訪問学級)の制度を活用できる場合もありますが、一般的な不登校の場合、周囲からの学習指導を受けることは難しい状況にあります。そのため、独学を進めるためには、本人と相性がよい参考書や問題集を多く選ぶことが大切です。保護者の場合は、不登校の人が自分の勉強のために使う参考書代など、金銭的な面でのサポートについて全面的に協力するべき立場にあるといえます。

インターネット塾の活用

 最近は、時代が変わったもので、学習塾や予備校の会社がインターネットで学習塾に似たようなサービスを提供しています。昔の不登校の人にとっては、インターネットで勉強をするという選択肢がなかったので、インターネットを活用した勉強ができるようになったことは、時代の進歩ともいえると思います。
 不登校の人の場合、様々な理由で、人が多く集うような学習塾やフリースクール等に通うことができない状況の人もいます。一方、完全な独学だと、自分の欠点を見落としたまま学習を進めたりしてしまうケースがあります。

 そのため、インターネットを介した学習塾のシステムを活用しながら、自宅での学習を進めていくということも、不登校の人にとっては検討の価値があるのではないかと思います。

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