通信制高校とサポート校のちがい

 通信制高校は、言うまでもなく、高卒の資格取得を目的としているものです。しかしながら、基本的にはレポート提出やスクーリング(登校日)の出席によって単位取得が認められるので、全く学校に行かずに卒業できるというわけではない事に注意してください。

 また、通信制高校に似た言葉として、いわゆる「サポート校」といわれる学校があります。ただし、通信制高校とサポート校には大きな違いがあります。

サポート校は通信制高校への在籍が前提の学校

 まず、通信制高校は高卒の資格が得られるのに対し、サポート校は高卒の資格を取得できません。そもそも、サポート校は、通信制高校に在籍する生徒が3年間で卒業できるよう支援する目的で作られた予備校のような位置づけのものです。したがって、サポート校に在籍しただけでは高卒とは認定されません。

 また、サポート校の場合、入学者の前提として、通信制高校へ入学していることが条件となります。繰り返しになりますが、サポート校は、通信制高校に在籍する生徒が3年間で卒業できるよう支援する目的の学校です。サポート校に入学するためには、同時に通信制高校に入学する事が必要です。

通信制高校とサポート校は併置されている事も

 そして、サポート校は、予備校のような位置づけのものであって、毎日学校に通うことになる場合もあります。そのため、不登校で通信制高校を選ぶ人の場合、登校日が少ないほうがよいということを考えると、サポート校に通わずに通信制高校で学び、高校卒業の資格を得ることができる学校を選ぶ事も視野に入れておいたほうがよいかもしれません。

 しかし、その一方で、不登校の人の場合でも、通信制高校とサポート校に同時入学し、サポート校のきめ細かな就学支援の中で、サポート校に毎日通えるようになる場合もあります。通信制高校の中には、サポート校と併置され、通信制高校とサポート校の教育がセットになっている学校もあります。

 それぞれの学校の具体的な内容については、各学校に問い合わせたり、各学校のホームページや資料などで調べたりする事が大切です。

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