中1ギャップ【用語解説】

 中1ギャップとは、中学校に入学したあと,生活や学習の変化に適応できず,不登校やいじめなどが増加する現象のことです。いわゆる「荒れる」生徒が増えるのも中学1年生の時期だろうと考えられます。

 特に、中学1年生に入ってから、小学生時代と比較していじめが激しくなります。深刻ないじめが行われるようになり、学年が進んでいくにつれ、自らの命を絶ってしまう被害者が出てしまう現象も生じてきます。

 また、いじめ以外の理由でも、思春期という微妙な年代であり、様々な理由で不登校になる人が多いのもこの時期です。そうした多様な生徒がいるということに対して柔軟に対応することができていない今の学校教育の問題点だと考えられます。

 中1ギャップの解消のために、一部の自治体では、小学校と中学校が連携して互いの教員との交流を深める取り組みも行われているようですが、この取り組みが成功するか否かは、もう少し時間を掛けて見ていくことが重要かと思います。

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